はじめに

多くの企業では、人事制度を「賃金を決める仕組み」と捉えています。

しかし実際には、制度の目的は社員の成長を支援し、組織の方向性を一致させることにあります。本質を理解して、制度に魂を入れることが大切です。

会社と社員がともに、人事制度を育んでいくことが、社員を成長させ、ひいては会社の発展につながります。




「使えない人事制度をなくしたい」という想いから

機能する人事制度には共通点があります。
それは、社員の声を反映し、役割と成長を明確にし、対話を通じて運用されていることです。

 
制度は「設計と運用の仕組み」の2つが揃って初めて動きます。自動車で例えるなら、制度は車本体で、運用は燃料の関係です。

一気通貫の人を育てる仕組みとは

社員成長支援制度は、

・役割責任等級基準

・社員チャレンジ制度

・賃金制度

・ランクアップ制度

・面談制度

を一体として設計し、社員の成長を支援する仕組みです。

各制度は、有機的に繋がっており、トータルで人事制度として機能します。

企業に必要な役割・責任を基盤とする成長の階段

制度の土台となるのは、

役割と責任を明確にした等級体系です。

社員が目指す成長の方向性を示すことで、

主体的な成長を促します。

成長の階段を用意し、社員がその階段を上がってくように

支援する仕組みです。

社員が納得でき、前向きになる賃金制度のポイント

賃金設計の3つの鍵は、
  ①会社からのメッセージを明確にすること
  ②社員にはシンプルで分かりやすいこと
  ③長期間運用できる制度であること
です。


そして、その制度が社員の仕事振りをしっかり、
賃金に反映できていることが大切です。

 ~中小企業の8割が運用がうまくいっていない~

人事制度の運用を成功させるには

時間とお金をかけた人事制度が使われずにいる。なぜそうなるのか?

多くの制度が機能しない最大の理由は、
運用の仕組みが整っていないことです。
制度を導入するだけでは、組織は変わりません。

定期的な面談が社員の心に火をつける

制度を動かす鍵は、定期的な継続的な対話の仕組みです。 期初・期中・期末の面談を通じて、
社員の成長を支援し、部下の未来を上司が一緒に描く時間です。決して、評価してダメ出しをする時間ではありません。


面談は、上司と部下が心を通わせる絶好も機会でもあります。

そして現在は「体温人事制度」へ進化

当社では、この社員成長支援制度を基盤に、対話と運用の仕組みをさらに強化した「体温人事制度」へと進化させています。
 
制度の設計だけでなく、組織の体温を高め、社員が主体的に動く組織づくりを支援しています。

事例① プレカット製造・販売N社 社員90名

人事制度を運用する中で、管理者を鍛える

【実施内容】
●幹部を中心としたPJを編成して評価制度を構築。
●マネジメント研修を2年にわたり実施。
●年に2回、弊社が管理者に対して、フィードバック面談を実施。
【効果】
■管理者が、等級基準に記載された役割を行動するようになった。
チャレンジ目標のレベルが向上した。
■管理者(評価者)の評価のバラツキが減少した。

事例② M社 職場環境整備業  1,000名

人事評価の制度構築、面談を通じて社員の成長を促進

【実施内容】
●制度構築
 ・人材役割等級基準・評価シート、賃金制度を構築。
●運用
① 評価シートで評価を開始。
② 期初目標設定・期中フォロー、期末評価面談を実施。
【導入初年度における面談に対する社員アンケート】
■期初→期中→期末と、面談を重ねるほど、社員の納得感や期待感が高まった。