丸七住宅株式会社様

「人の問題」から始まった改革の物語

丸七住宅株式会社(愛知県)
住宅・不動産業/従業員72名(パート含む、2025年8月末現在)

制度を自らつくっては壊し、またつくっては壊す。スクラップ・アンド・ビルドの繰り
返しでした。気がつけば、時間も労力も、社員からの信頼もすり減っていました。
「自分でやるのはもう限界だ」と感じたとき、地元の岡崎商工会議所主催の講演会で、
私の話を聞く機会がありました。そして、後日、私に「ぜひ、大竹さんの考えをうちにも
入れたい」と相談されました。
丸七住宅の制度の真髄は、「対話を止めない」ことにあります。
•月1回の1on1では、リーダーが社員の声に30〜40分耳を傾けます。
•年2回の社長面談は、井戸端会議のように本音を交わす場としています。
•昔のサンクスカードは、デジタルで感謝を伝え合う仕組みに進化しました。
•さらにバリューカードでは、経営理念に沿ったバリュー行動(チームワーク、喜び、誠実さ)を称えます。
この「対話の文化」が、社員同士の信頼を深めています。
社長はこう振り返ります。「人事制度は完成形ではなく、生ものです」と。
顧客層の変化、SNSの普及、社員の仕事への価値観の変化――その都度、制度は見直され、ルールとして、必ず年に2回は改定しています。
「時代に合った仕組みを取り入れ、社員の心と人格の成長を後押ししたい。その結果、社員の納得感と意欲が向上し、離職率は3%と大きく改善しました。
『小さな会社の体温人事制度』より引用加工  著大竹英紀 セルバ出版発行